【夏野菜】枝豆
夏の定番ともいえる枝豆、実は大豆です。大豆が完熟する前の若い状態で収穫したものが枝豆なんですよ。
中国から伝わったといわれていますが、詳しい歴史はまだ不明なところもあるのだそう。縄文時代から大豆は食べられていたようですが、枝豆として食べられるようになったのはもっと後のようです。
枝豆は、白毛豆(青豆)や、茶豆、黒豆などの大まかな区別のほか、さらにいろいろな種類がありますので、品種による食べ比べも楽しみのひとつです。
枝豆は、大豆のように豆が硬くなってしまう前に収穫するのがポイントです。鮮度が落ちやすいので収穫したらすぐに出荷を心掛けています。
夏の訪れと共に、7月頃から順次お届けできるでしょう。
農園で採れる枝豆の種類
湯あがり娘
農園でよく育てているのは「湯あがり娘」という品種です。茶豆特有の風味が特徴ですが、豆の色は緑色。甘みが強く豆の味が濃いのが魅力で、子供から大人までファンの多い枝豆です。
枝豆の栄養素
大豆が“畑の肉”と呼ばれるように、枝豆にも栄養素が豊富に含まれています。タンパク質のほか、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸などのビタミンや、鉄、カリウムなどのミネラル、食物繊維、サポニン、レシチンなどを含んでいるのが特徴。大豆と比較して少ない成分もありますが、大豆にはない栄養があるのも枝豆の魅力です。
枝豆の調理方法
下ごしらえ
枝豆は茹でて食べることが多いですが、茹でる前にちょっとした下ごしらえを行うと、さらにおいしく食べられます。
枝豆の両端を切り落とす
枝豆のさやの両端を切り落とすことで、火が通りやすくなり、塩味がなじみやすくなります。キッチンハサミなどで、両端の先端を少し切り落としましょう。枝付きで手に入れた場合は、枝から切り落とすときに一緒に切ってしまうと効率が良いです。
洗って塩もみをする
枝豆を洗ったら、ボウルに入れて塩をまぶし、手でゴシゴシと握るようにして“塩もみ”をしましょう。塩もみをすることで、産毛やアクなどを取り除くことができます。塩の分量は、枝豆の重さの4%が目安です。
茹でる(茹で時間:3分~5分)~下ごしらえをしておけば茹で方も簡単♪~
下ごしらえで塩もみをしたら、塩も一緒に沸騰したお湯に入れて茹でると簡単です。茹で時間は3分~5分ほどを目安に、時々、菜箸で混ぜながら茹でると良いでしょう。一つ食べてみて、茹で上がっていればできあがりです。ざるに上げて冷ましましょう。冷ますときには、冷水につけるのではなく、そのまま冷ますのがコツです。
電子レンジでもOK ~味付けはお好みで調整~
枝豆を電子レンジで加熱する場合は、 枝豆の両端を切り落とす作業は除いてもかまいません。洗った後に同じく塩もみをしますが、茹でないため塩は少な目でもOKです。
もみ込むときの塩は、枝豆の重さの2%程度にしておき、加熱した後に足りないようであれば再び塩をまぶして味付けする方法もあります。作りながら、お好みで調整してみましょう。置いておく時間に塩がなじむため、すぐに食べない場合は薄味を心掛けるのがおすすめです。
耐熱容器に入れて、600Wで約4分~5分加熱
枝豆の塩もみが終わったら、耐熱ボウルなどに入れて、ふんわりとラップをかけて加熱しましょう。
電子レンジで加熱する時間は、600Wで約4分~5分です。加熱してから2分~2分半経った頃に一度取り出して、上下をかえすように全体を混ぜるとムラを防いで全体に火が通りやすくなります。再び2分~2分半加熱して、そのまま5分~10分程度蒸らしましょう。蒸らし時間が長いほど柔らかく仕上がります。
出来上がったら、ざるに上げてそのまま冷ましましょう。
枝豆の美味しい食べ方
農家のおすすめレシピは“フライパンで蒸し焼き”
枝豆は、フライパンで蒸し焼きにするのも簡単で美味しい方法です。電子レンジと同じでこちらもあまり水を使わないため、下ごしらえの際の塩もみに使う塩は、枝豆の重さの2%程度にしておくのがおすすめです。こちらも火が通ってから塩をまぶして味付けできますので、お好みで調整してみてください。
枝豆250gに対して、200ml~250ml程度の水を使います。フライパンに水を入れて沸騰させたら、下ごしらえをした枝豆を加えて、フタをして5分ほど蒸し焼きにしましょう。途中で全体を混ぜると、加熱ムラを防げます。お好みの硬さになればできあがりです。
ざるに上げて冷ますほか、蒸し上がる頃には水気がなくなっていることも多いので、フライパンのまま冷ましても大丈夫です。
水なしでもできる◎枝豆を焼く方法
オリーブオイルやごま油を使うのがポイント
枝豆は、焼いても美味しくお召し上がりいただけます。こんがり焼くと、水分も蒸発して甘みもぐっと凝縮され、茹でたものとはまた違う美味しさがありますよ。こちらも下ごしらえの塩もみに使う塩は、1%~2%と少な目でも大丈夫です。
フライパンに油を敷いて、下ごしらえをした枝豆を並べて、焼き色が付くまで焼けばOKです。最初にフタをして蒸し焼きにしてからこんがり焼く方法もあれば、焼いてから仕上げに少し水を加えて仕上げる方法もあります。お好みの焼き加減を見つけるのも楽しいですよ。
焼き上がったら、仕上げに油をまわしかけて、なじませてからいただくのがポイント。使う油は、最初にフライパンに敷く油と同じもので、オリーブオイルやごま油などがおすすめです。仕上げの油にだけラー油を使うアイディアもありますので、こちらもお好みの相性を探してみてください。
枝豆の保存方法
枝豆が届いたら
枝豆は鮮度が落ちやすいため、届いたらポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存し、すぐに調理してお召し上がりください。どうしてもすぐに食べられない場合は、冷凍保存がおすすめです。
枝豆の冷凍保存方法&解凍方法
生のまま冷凍する
枝豆の下ごしらえを塩もみまで行いましょう。下ごしらえの際は、すぐに茹でないため、両端を切り落とさずにそのまま洗ってかまいません。塩もみした後に、塩を洗い流してから水気を拭いて、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、冷凍室で保存しましょう。約1ヶ月保存可能です。
解凍して食べるときは、凍ったまま調理してお召し上がりください。茹でる際には、凍ったまま枝豆の両端を切り落として、塩茹でしましょう。冷凍前に塩を洗い流しているので、塩を入れたお湯で茹でるのがポイントです。
加熱してから冷凍する
枝豆を加熱してから、冷凍する方法もあります。まとめて茹でて、食べ切れない分を冷凍しておくと便利です。茹で上がった後は、うちわなどで扇いでなるべく早く冷ますのが美味しく冷凍するコツ。この場合も冷水で冷やすことは避けて、そのまま冷ますようにしてください。
火を通した枝豆は、さや付きのまま冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、冷凍室で保存しましょう。約1ヶ月保存可能です。
食べる際には、冷蔵庫で自然解凍する、さっと茹でる、電子レンジで解凍する、凍ったまま調理する、解凍して取り出した豆を調理する、などの方法があります。
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めぐるはたけ自然農園の野菜は、単発での野菜セットと、定期お届けの野菜セットの2種類のご注文方法をご用意しています。単発での野菜セットは、5種類のお試しセットからご注文できますので、初めての方もお気軽にご連絡くださいませ。